ザッカーバーグを再考する〜ただ動くものより完璧なものを目指す〜
引用:マーク・ザッカーバーグの名言と名スピーチ6選 | Forbes JAPAN(フォーブス ジャパン)
⬇️この音声の文字起こしです。
ザッカーバーグって知ってますかね。ザッカーバーグって誰か、って人もいるのかなと思うんですけど、Facebookの創始者マーク・ザッカーバーグのことです。
マーク・ザッカーバーグが何言ったのかと言うと「とにかく動くものを作れ」ということです。「完璧なものを作ろうとするな」と、まずは動くものの方が大事だと。
Done is better than Perfect.
完璧であることよりまず終わらせることが重要だ。
たぶん日頃からの口癖みたいなもんでしょうかね、僕はそれを再考します。
もう1回よく考えてみましょう。ただ動くものを作るよりも完璧な物を目指した方がいいんじゃないか、つまり逆を考えてるわけです。
けどもそれはなぜかそのメリットは?ザッカーバーグのデメリットは何か?というところが論点になってきますね。
ザッカーバーグは完璧より大事なことを提案した
提案:まずシンプルに作ろう
まずザッカーバーグの思想をちょっともう1回よく考えてみようかなと思うんです。何で完璧なもの作るなとか、とにかく動くもの作れとか、終わらせることの方が重要だとか言ってるのか。
マークザッカーバーグはFacebookを作った人なんです。Facebookって最初はただの掲示板みたいなホームページだったんです簡単に言うと。すごくシンプルな大学間の交流サイトだったんです。
けどもまだその時期はパソコンとかが学生の研究室とかが使ってて、丁度パーソナルコンピューターが作られて個人的にパソコンを持つことができるようになった時代だと思うんです。その時に完璧を求めようとするな、まず終わらせることが重要だってこと言ってたと。
これは単純な話で言うとそのFacebookのサイトをまずシンプルでいいから作ろうっていうことです。
とにかく使ってもらうために、いきなりめちゃくちゃリッチなすごく装飾のある綺麗なサイトを作るとかじゃなくて、使ってもらうことを重要視して終わらせると。ひとつの形として出すことが重要だということがさっきのDone is better than Perfectの中に含まれていると思うわけです。
まずはシンプルに作ろうと提案
じゃあそれって何がいいのかなとか考えるわけです。
終わらせることの方が重要だ優先順位があるけどね終わらせたら何がいいのかまず人に使ってもらえますね。その人のフィードバックが得られます。ここがちょっとおかしい、ここはめちゃくちゃいいな、とか悪いところを修正しつつ良いところは伸ばしていく。
そういう考え方になるわけです。
最初から完璧なものを作ろうとすることのデメリットは、すごく時間がかかるすごく手間がかかること。本当にそれが求められているのかどうかすらわからない。せっかく作ったのに使ってもらえない。人材とか人件費の無駄。工数とかです。
工程がたくさんかかることによってお金がもったいないっていうのがこの考え方なのかなとか思うんです。
完璧なものはリスクだと主張している
反論:完璧は目指していい
でそれに反論します。
ただ動くものより完璧なものを目指した方がいいんじゃないか?なんでかというと、シンプルに言うと僕はただ動く物っていうと、すごくクオリティが下がることを身にしみて実感してるんです。ザッカーバーグがこう言ってたから動くものを作ればいいんでしょみたいな。
悪用です。名言の悪用です。乱用とも思いますね。
6割でスタートしてOKとかよく言うんです。ネットビジネスの世界ではね6割スタートオッケーとは言うんです。
確かにそれも正しい、ザッカーバーグも言ってることも正しいんだけど、それがその後どうなるのか見てたら6割のまま止まってるんです。
6割スタートの悪用
6割でゴールだと思ってる。そういう人が結構多いみたいで、いや完璧目指そうよっていうのが僕の出張です。最終的なところは完璧でいいと思うんです。だって重要だとは言ってるでも終わらせることだけが重要だとは言ってない。完璧であることももちろん重要だっていう前提に立ってこの名言があるわけで。完璧であることを放棄して、終わらせることだけを優先しそこで終了しているっていう人の方が、実際は多いけどそれは良くないと僕は思うんです。
だから今回このタイトルを作ってもう1回考えてみましょう。
そもそもね、完璧なものを目指すっての僕はすごく好きで、完璧主義ってよく言われるんです。けど完璧主義っていいと思うんです。その分、クオリティがあがる。達成するってことが前提にあるとです。
で達成ができるか?
できるんです。
完璧主義でいいと思う
Twitterは完璧なサービス
だってTwitterとか見るとそうじゃないですか。
Twitterのサイトって無駄がないしバグもないです。完璧なわけです、すでに今の状態で。もちろん改善点はある、でも今の状態で皆に受け入れられているみんなが使っているってことはそれにバグが少なくてほとんど完璧と言える。改善すればもっと完璧に近づくっていうところにあると思うんです。
それを達成してるって事は完璧なものって作れると思うんですよ。
もちろんTwitter社にはたくさんのエンジニアがいて一人じゃないです、もちろんいっぱいの人が携わっているから完璧なものができる。手間をたくさん使えば手間がかかっても時間を短縮して多くの人の力によって完成させることができる。そこを僕は目指したいなと思うんです。クオリティの高いものを作りたいから。
そうなると人がたくさん要ります。さっきも言ったように人が要るので、何人かのチームで作るとか一人ではできない限界もあると思う。Facebook自体はスタートアップ企業っていってすごく少ない資源で会社を作ってます。だからスタートアップ企業の根底にある考え方としては確かに正しいです。完璧な物を作るより前に、今のリソース、資源でできるものを動かす。そこを目指すってのは確かに大事。
でもうまくいったんだったら人も増える。
人が増えるんだったら完璧も目指せるよいうところで完璧や目指していいと思うんです。動くからいいや、放置しようみたいな考え方が僕は嫌いだっていうことで、このザッカーバーグを再考するタイトルを作りました。
僕もねエンジニアなんですごくわかるんです。出来れば最小限の機能で放り出したい。でも同時にもっと突き詰めて完璧なものを提供したいってのはすごくあるんです。でも資源は限られてるわけです、人も少ないわけです。
だったら自分のベストを尽くして1番完璧に近いものを提出する。
そこの努力は怠ってはいけないなと思います。